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2025.06.30

自分の“好き”を武器に。ルーデルで叶える、挑戦と成長の日々

自分の“好き”を武器に。ルーデルで叶える、挑戦と成長の日々

| Motion Designer |

Intro

今回は、インターンからルーデルに参画し、わずか4年でCGユニットのマネージャーに抜擢されたHiramatsuさんにインタビューしました。 「好き」を突き詰め、憧れの先輩たちと共にゲーム制作に没頭する中で、チームを牽引する立場へと飛躍していく――。そして、難しい仕事でも「よし、いっちょやってみますか!」と挑み、最高のアウトプットを追求する。その様は、試練や逆境に挑むゲームの中の主人公さながらでした。 モーションデザイナーを目指す方はもちろん、変化の激しい環境で自分の力を試したい方、そしてルーデルのゲーム開発の舞台裏に興味がある方にも、きっと響くストーリーです。 ぜひご覧ください。

インターンから始まった私のルーデルストーリー
ゲーム好きだった少年がいざ、「つくる側」へ
“全員が主役” CGユニットのモノづくりの現場
憧れの先輩の背中を追いかけて――次の世代へバトンをつなぐマネジメントスタイル
「どんな時でも、攻め続ける」これぞルーデルらしさ
「新しい“当たり前”を作り続ける」ことに前向きなプロ集団

Hiramatsu

モーションデザイナー

2019年にルーデルのインターンシップに参加。2020年東京工科大学メディア学部卒業後新卒でルーデルに入社。入社後モーションデザイン業務に従事。現在はCGユニットのMotionTeamのマネージャーとしてチームマネジメントにも携わる。

インターンから始まった私のルーデルストーリー

ゲーム好きだった私の少年時代の夢は、ゲームクリエイター。「ゲーム作りといえばエンジニアだ」と思い、高校ではプログラミングを学びました。しかし、自分としてはフィット感が得られず、大学ではモデリング・モーション領域を専攻。趣味のプラモ塗装に似た感覚を持てたことから、大学の学びに熱中していきました。

そんな私とルーデルの出会いは、大学の合同説明会でした。当初、私はゲーム業界全体に対して少し懐疑的な印象を持っていました。過酷な労働環境という話も耳にしていたし、「本当に自分が輝ける場所があるのか?」と不安もあったんです。

ですが、ちょうどその頃に放送されたテレビ番組でルーデルが取り上げられ、社員の皆さんが生き生きと誇りを持って働く姿を見て、イメージが一変。「ここで働いてみたい」という直感に従い、翌日にはインターンに応募。気づけば週4日、現場に通い詰めるほど夢中になっていました。

働き始めた2019年頃は、CGユニットが立ち上がったばかり。まだ組織も手探りの状態で、明確なルールや役割も決まっていませんでした。でもそのぶん、「これ、やってみる?」と多彩な業務を任せてもらえました。広告やプロモーション用のキャラモーション制作、アフレコなど、ゲーム本体とは異なる案件も多く、自分の可能性を広げてもらえた期間だったと感じています。

社員とインターンの垣根なくフラットに意見を言い合える文化もあり、「任せてもらえること」が純粋に嬉しかった。けれど、その一方で不安やプレッシャーを感じることもありました。それでも、「この経験はきっと、未来につながる」と信じて踏ん張り続けるうちに、少しずつ自分の殻を破っていった気がします。

ゲーム好きだった少年がいざ、「つくる側」へ

そんなインターン時代で特に印象に残っているのが、ドラゴンエッグのバトルサポーター「ドラゴライズ」を生み出すきっかけに携われたことです。「自身で模索して考え抜いたモーション表現」が演出と組み合わさり新しいユーザー体験を提供できた喜びは、何にも代えがたいものでした。

ゲーム好きだった少年の私は、完全に“つくる側”の魅力に取り憑かれてしまいました。寝ても覚めてもゲームづくりのことを考える日々。いつの間にか、それが自分のライフワークになっていました。

そんなある日、インターン中に尊敬する社員の方々から「卒業後、一緒に働かないか?」と逆オファーをしていただきました。言葉にするとたった一言ですが、私にとっては人生が変わる瞬間でした。「この場所で必要とされている」という実感に胸が熱くなり、同時に「もっと応えたい」「もっと力になりたい」という想いが、心の奥から湧き上がってきました。それが、ルーデルへの入社を決めた最大の理由です。

“全員が主役” CGユニットのモノづくりの現場

私が管轄するCGユニットモーションチームのミッションは、「付加価値の最大化」です。キャラクターを生かすも殺すもモーションデザイナーの腕にかかっています。そのため、担当するゲームタイトルを固定化せず、常に複数のタイトルを掛け持ち。異なるゲームジャンルに携わることで、幅広い知見を得られる体制になっています。

進め方にもルーデルらしさがあります。一方的な指示に従う“下請け型”ではなく、CG・アート・UIUX といった各デザインの専門チームが、互いをリスペクトしながら“面白さ”をとことん追求しています。

オフィスは物理的にもオープンで、社長もすぐそばに。距離が近いからこそ、提案がすぐに通ったり、他部署やグループ会社のメンバーとも自然にコラボレーションが生まれたりします。

対面中心のスタイルだからこそ、こうした良い連鎖が生まれているのだと思います。私たちモーションデザイナーは、ハンドジェスチャーや声色で表現することも多いため、オフライン中心の今の働き方は非常に相性が良く、気に入っています。

憧れの先輩の背中を追いかけて――次の世代へバトンをつなぐマネジメントスタイル

ルーデルには、心から尊敬できる先輩たちがたくさんいます。プロの技術と姿勢に、最初はただ圧倒されるばかりでした。自分が1週間かけて作ったモーションを、先輩はたった3日で、しかも圧倒的なクオリティで仕上げてしまう。その実力の差に落ち込むこともありましたが、それ以上に「自分もいつかこの人たちのようになりたい」「並んで仕事ができるようになりたい」という強い憧れが芽生えました。

時間を見つけては過去作を分析し、技術書を読み込み、海外アニメーターの動画からも学び続けました。とにかく、少しでも早く追いつきたかったんです。2年目にはモーション業務を一任され、『ブルーロック Project: World Champion』の立ち上げでは、エンジニアとの仕様すり合わせまで担うようになりました。そして今は、マネジメントに加え、2タイトルのCGアートディレクター、3タイトルのリードアニメーターも兼任しています。

マネージャーとしてチームと向き合うとき、ふと思い出すのは、かつての先輩たちの姿です。成長を信じて任せてくれたこと、忙しい中でも自分の質問に真剣に向き合ってくれたこと。そんな先輩たちのように「今度は自分が後輩を引き上げてあげたい」そう強く思っています。

成長を支援できるように、メンバーの目標を丁寧に聞き、それぞれの志向や強みに合ったプロジェクトにアサインするよう意識しています。1on1に限らず、朝会など日常の中でも対話の機会を持ち、相談を受けたときには必ず手を止めて話を聞くよう心がけています。

最近は新卒採用も本格化し、バディ制度のように先輩が新入社員を支える体制も整いつつあります。自分がしてもらったたくさんのこと。ルーデルの“互いを尊重し、支え合う文化”を、次世代にもつないでいきたいと考えています。

「どんな時でも、攻め続ける」これぞルーデルらしさ

ルーデルの特長は、何といっても開発スピードの速さです。一般的に年単位で制作されるIPタイトルも、ルーデルでは数ヶ月でリリースされることがあります。あまりの速さに他のゲーム会社で噂になる程です。

この短期間で次々とゲームをリリースできる環境は、大きな魅力だと感じています。短期間で続々とゲームをリリースすることで、ユーザーのフィードバックをすぐに得られる点は魅力です。仕事の答え合わせがリアルタイムでできるからこそ、改善のサイクルも速く、成長実感が得やすいんです。

もちろん、スピードについていくのは簡単ではありません。私自身、納得のいくアウトプットにたどり着くまで、何度も壁にぶつかりました。限られた時間の中で「どうすれば短時間で最善の意思決定ができるか?」と自問自答する日々。そんな環境だからこそ、瞬発力と決断力が自然と鍛えられたと感じています。

「新しい“当たり前”を作り続ける」ことに前向きなプロ集団

ルーデルは新たなスタンダードを模索しているため、変化の多い会社です。過去のやり方がそのまま踏襲されないことも多々あります。でも、私たちはそういった変化に慣れています。即座に反応できるよう早めに仕事を進め、余力を残す習慣が身についているほどです。

たとえば、リリース直前に「デフォルメキャラクターの仕様が変わったのでモーションを追加したいのですがいけますか?」と短納期の依頼がくることも。けれども、「もっと面白いゲームに仕上げられる」「ユーザーが喜んでくれる」そんな期待が持てるからこそ、前向きに変化を受け入れられるんだと思います。

最近CGユニットでも新たな変化がありました。それは、AI技術の導入です。モーション領域では依然として課題も多いのですが、新しい“当たり前”を自分たちの手で生み出す挑戦を続けています。レアゾングループの一員として、「世界一の企業」を目指し、未知への探求に挑んでいます。

「ゲームが好き」「ものづくりが好き」という気持ちを超えて、「自分の人生を賭けてでもこの世界で成し遂げたい」と思えるようになったのは、きっとルーデルというフィールドがあったから。

没頭できることを見つけたい人、自分の殻を破って成長したい人にとって、ルーデルは最高の場所だと思います。

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